曹さんが中耳炎の治療処方を発明した際にこぼれ話がありますよ。彼がまだ若者の時、お兄さんは中耳炎に罹り、なかなか治りませんでした。曹さんは家に一部の医書がある事を思い出し、探して調べました。確かに其の中に中耳炎の治療処方がありました。最初曹さんは処方のままで薬を探したり買ったりしましたが、其の処方が非常に複雑で、沢山の漢方薬がとても手に届きませんでしたから、その代わりに、一部の西洋薬を使い、調合してから、お兄さんにあてました。その結果、中耳炎が治りました。現在の立場から見ると、これはまるで出鱈目な事をしているようで、誰も信じて試してくれないでしょう。しかし、当時貧しかったですから、死んでいる馬をまだ生きていると見なして治療するという比喩のように、お兄さんが自分の身を持って其の薬を試しましたが、結局的には絶好の処方を見つけました。

       曹さんが中耳炎の治療ができるという事は次第に広く伝わりましたが、当初インフォメーションが進んでいないですから、唯町で有名でした。従って、曹さんは毎年八人か九人ぐらいの患者だけを治療しました。しかも、彼の治療を受けた患者はみんな知り合いの紹介で来たわけです。当時、曹さんが次の規定を作りました。つまり、患者が治癒しなければ、料金を取らないこと。完全に治ってから始めて、患者にお金を貰う事。若し本当の技が無ければ、このようにする胆はないでしょう。

        曹さんの息子さんは自分のお父さんの処方を大いに発揚し、より多くの患者を手伝う為に、２００１年４月にこの中国語版のサイトを作りました。その効果がとても良くて、多くの患者は其の盛名を慕い来たから、一年目で、各地の患者を百人近く治療しました。

        もう一つのこぼれ話をみなさんに告げましょう。お父さんの出鱈目な試しで、この処方が水虫にも利くことに気づきました。但し、其の効果は中耳炎の治療効果ほどよくないです。根本的には治療できず、再発する事があります。